河北民報
下段に一般質問の詳しい内容も紹介しています。
04年3月議会一般質問 木村章一
質問 三位一体などと言い、結局国政の失敗を交付税などの大幅減として自治体と住民に押し付けることに、町として有効に反撃するべきだ。
答弁 説明もなく一方的に交付税と臨時財政対策債の大幅な削減で、今回、国と地方の関係が損なわれた。憤りを感ずるところもある。
質問 全国の自治体が力を合わせて、追加的な財政措置を強く求めるべきだ。
答弁 地方6団体が一致して国に申し入れをするという今朝の新聞報道があった。足並みの乱れを心配していたので喜んでいる。今後とも機会をとらえて発言する。
質問 住民サービスの水準を下げずに守り抜く決意を示せ。
答弁 現状維持はきわめて困難と覚悟している。負担と選択の時代に入った。町民の目線に立った取り組みをする。
質問 町道溝延杉の下線の整備に着手する時期を溝延地区活性化の総合的な取り組みのチャンスにせよ。
答弁 町道整備は04年度に測量、05年度から着工する。舟戸地区の東から南への環状線となる。この町道にはさくらんぼ狩りの観光客が利用できるトイレなどを道路施設としてつけることが可能だ。
質問 この際、溝延と西里の町立幼稚園に保育所を併設し、1,2歳児の保育や幼稚園終了後の3時ころから延長保育などができるようにして、この地区の保育条件を向上させよ。
答弁 溝延・西里地区から今は7名ほど谷地保育所などに通っている。保育が必要な子どもの把握など、まずニーズ調査をする。
質問 紅寿の里から分湯される溝延温泉を地域活性化と町民の健康づくりに活かすため、財政がきびしい状況なので紅寿の里と共同の温泉施設作りなどもあり得るのではないか。
答弁 共同の施設作りも選択肢のひとつだ。
質問 田井住宅にかわる公営住宅を溝延地区に建設せよ。
答弁 溝延地区に低家賃住宅の建設予定はない。
質問 桜堤、鮭の遡上、鮎の簗場、田楽豆腐料理などを考慮した総合的な溝延地区活性化計画をつくれ。
答弁 下流に簗場の計画を進める。この地域はきわめて風光明媚で鮭の有効利用など、計画作りについて研究する。
質問 町の各課に準備されているホームページを徹底活用せよ。
答弁 全部の課で立ち上げさせる。
質問 98年4月に全戸に配布した「くらしのガイド」は内容が古くなっているので更新せよ。
答弁 数日前にホームページに追加掲載したが、「くらしのガイド」の印刷物は作らずホームページを充実して対応する。
質問 町のホームページは最初のページを工夫してどの情報がどこにあるかわかりやすくせよ。
答弁 そのようにしたい。
質問 株式会社いんたーねっとひなは、業務内容にホームページの作成やメンテナンスを加えて採算性を向上させよ。
答弁 株式会社いんたーねっとひなは町長が社長を兼務しているが、その趣旨に沿う方向で進もうとしている。
04年3月議会一般質問 斎藤隆
質問 昨年8月から住民基本台帳ネットワークが本格稼動したが、住基カードの当初発行見込みと現在の発行数、利用状況はどうか。
答弁 年間100枚の発行を見込んだが、2月末現在の発行枚数は13枚と低い。住民票の広域交付の請求は8件あったが、免許証などでも請求できるので、カードを利用したかは不明だ。
質問 本人なりすましによる住基カードの不正取得を防ぐための対策はどうしているか。
答弁 申請者の身分を証明するものを提示していただき、必要に応じて口頭の質問で本人確認をおこなっている。
質問 昨年8月の本格稼動から現在までにトラブルはなかったか。
答弁 11月17日に県のサーバー不具合で情報変更の遅れがあったが、町の住基ネット端末でのトラブルはない。
質問 住基ネットワーク導入から現在までに使った総額はいくらか。
答弁 01年度の導入から03年度まで3569万円となっている。
質問 地域福祉計画についてだが、平成12年の法改正により社会福祉法の中に新たに規定された「市町村地域福祉計画」に対する認識はどうか。
答弁 これまでの福祉行政は、行政から住民への給付の形をとってきたが、これからは住民の参加と行動が不可欠となる。
質問 「河北町地域福祉計画」の策定を急ぐべきと考えるがどうか。
答弁 04年度は計画づくりの準備にとりかかる必要がある。