オーディオ研究分会

軽トラックにオーディオはつくのか?という問い合わせが多数ありましたので、まとめたみたいと思います。
また、オーディオを取り付けた経験のある方は、情報を談話室又はメールでお寄せください。

☆お約束☆
車両火災の可能性もある作業です。このコンテンツを見て作業を行い、自身が負傷されたりお車が破損したり等のあらゆる責任は一切負いかねますので、全てご自身の責任において作業されますようお願い申し上げます。
何が起こりましても、当研究会としては一切責任を持てません。


○基本的なこと

○オーディオ取り付けに必要な線は、「常時電源」(キーの位置に関係なく+の電気が流れる)、「ACC(アクセサリー)」(キーをACC又はONにすると流れる)、「マイナスアース」、そして「スピーカー」(左右各+−の合計4本)です。オーディオによっては、「イルミネーション」(スモールライト以上を点灯すると電気が流れる)も必要になる場合があります。

○これらの線はコネクターにまとまっていて、ラジオを外すと裏からコネクター(カプラー)が出てきます。このコネクターはメーカーごと違います。また、そのメーカーの通常のコネクターと異なるAMラジオ専用コネクターの場合もあります。

○コネクターのコードの内訳はSONY MEのページから「HOW TO」→「メーカー別カーオーディオ用コネクター情報」と辿ると出てきます。
 SONYがカーオーディオ市場から撤退しました。代わってクラリオンのサイトが使えます。

○コネクターが各車両メーカーの一般的なもので、付けるオーディオがアフターマーケットの汎用品であれば、カーショップ(オートバックス、イエローハット等)で売っている「オーディオ配線キット」というものを買えば簡単に安全に取り付けられます。1,300〜2,000円くらいです。また、フェイスパネルキットや取付金具とセットになっている「取り付けセット」も販売されています。「カナック企画」「ジャストフィット」やオーディオメーカーのブランドで、3,000〜5,000円くらいです。メーカーによってはセットは必要なく配線キットだけで充分なものもありますが、ホンダ車の場合はセットを使った方がスッキリ取り付けられます。

○コネクターがAMラジオ専用で、クラリオンのページに載っていない、ラジオの裏などにも載っていない場合は、テスターや「検電テスター」を使って割り出します。


鉛筆型の「検電テスター」
6〜24V対応で、普通のテスターほど万能ではないですが、電源の割り出しくらいには充分使えます。ホームセンターで500円くらいです。

まずスピーカーの+−は、スピーカーを取り外してコードの色を見ます。
続いてラジオを取り外し、裏のコネクターを外して、テスターの−アースをオーディオ付近の適当な金属部分に接触させます(コネクターに黒一色のコードがあればそこに差し込む場合もあります)。+側をコネクターのスピーカー端子以外の適当なところに差し込みます。キーの位置に関係なく電気が流れているのが常時電源、キーをACC以上にすると流れるのがACC電源、スモールライト以上にすると流れるのがイルミネーションです。

ラジオに時計がついていない場合、常時電源とイルミネーションがなく、ACCとスピーカーのみというパターンが多いです。その場合、インパネを見回していかにも時計が付きそうなスペースがあったら(U10系ミニキャブ、HA1〜4アクティなど)、その蓋を外してみます。時計用のコネクターが出てくれば、常時電源があるはずです。

○AMラジオ専用の4Pや6Pコネクターは汎用品を使っていることが多く、カーショップやホームセンターで合うコネクターが売っていることがあります。変換コネクターを自作してもいいでしょう。

○660cc以降の車はDINサイズといって、オーディオ本体の大きさが統一されています。車種によって1DINサイズが付く車と、2DINサイズが付く車があります。ラジオの下に同じ大きさのポケットなどがある場合は、パネルの交換や加工でもう1DIN付くと思ってください。
ただし、550t時代から660cc初期型にかけての車種には、一見ラジオが1DINサイズですが、実は奥行きがなく、オーディオは別の位置に取り付ける車種もあるのでご注意ください。それ以前のDINサイズでない車種の場合は、適当なところに適当な金具で吊り下げます。

○ドアにスピーカーを追加する場合、車体とドアの間の配線がいい加減だと、水が伝わって内部がサビたり、金属部分にこすれて皮膜が破れてショートすることがあります。防水ゴムパーツを取り付けてください。兄弟ワゴン・バン車でドアスピーカーの設定がある車は、ディーラーでパーツリストを見て注文するか、解体車から調達する手があります。

○旧規格車のパーツについては、ディーラーオプションだったパーツはモデルチェンジと共に生産中止されるので、在庫限りとなります。しかし、兄弟車(自家用向けバンなど)を含めて標準装備だったパーツは、生産中止から8年くらい在庫があります。ディーラーでパーツリストを見せてもらってご注文ください。


○ウインドゥレギュレーターの外し方
レギュレーター(くるくるハンドル)はΩ(オメガ)型のピンで留まっています。レギュレーターと皿型部品との間を少し広げ、細めのマイナスドライバーでこじるか、布などを間に挟んで回転させてピンを外してください。飛んでなくなりやすいので注意してください。整備工場では専用の工具を使っていますが、わざわざ買わなくても外せます。
このページ↓にレギュレーター裏の写真があるので、参考にしてください。

かんくん研究員の平ボードタイプ内張り車用スピーカーグリル製作例
大工さんならではの技が光っています。作例はDE51Vエブリイですが、平ボードタイプの車全体に応用できるでしょう。


○スピーカーサイズについて
自動車に使われる主なスピーカーは、次のとおりです。

○10cm:スピーカー本体の直径が約100mm、ネジ穴の対角長が約116〜120mm(長穴の場合が多い)です。耳2つタイプと耳4つタイプがあります。車体側が耳4つ用に設計されたものであれば、耳2つタイプも装着可能ですが、その逆は基本的にできません。

耳4つタイプ


耳2つタイプ


○12〜13cm:なぜかメーカーによって表記に1cmの違いがあります。そしてそれとは関係なく、同じクラスでも大きさが2種類あります。
スピーカー本体の直径が約110mmでネジ穴対角長が119mm前後のタイプ(外周12〜13cm)と、スピーカー本体の直径が約130mmでネジ穴対角長が138mm前後のタイプ(実質13cm)です。基本的に互換性はありません。
軽自動車に多く使われているトレードイン用は前者ですが、グリル付きとなるとなぜか後者が多いです。S100、S200系ハイゼットなど平ボード内張りに後付けする装着方法でグリルが必要な場合は、10cm表記でグリル付きの方が合うようです。

外周12cmタイプ。 寸法はこちら(SONY13cm) 実質13cmタイプ(写真はアゼスト3Way)



外周12cmタイプと10cmスピーカーを重ねたところ。ネジ穴位置がほぼ同じです。落とし込み穴の直径さえ合えば、どちらも使えることがあります。逆に12cmの車に10cmスピーカーを付ける場合は、周辺の隙間を塞がないと低音が出ません。

○16cm:2000年頃までの国産中型車以上に多いサイズで、取り付け部を含めた外周が約160mmです。


○17cm:ヨーロッパ車や最近の国産中型車以上にに多いサイズで、16cmより一回り大きいものです。形状に特徴があります。



サイズ比較。


○各自動車メーカー純正カーオーディオを、コネクターの合わない車に取り付ける場合。
基本的にDINサイズで大きさは決まっているので、だいたいのものは取り付け可能です。
ただしフェイスパネルの大きさが違うので、スペースによってはハマらない場合や隙間が空く場合があります。特にホンダは一回り大きいです。
電源の加工は「電源分配コードキット」(ナビック社のホームページから)を加工して使います。
エーモン社からも「電源取り出しハーネス」という名前で同じ内容の物が売られています。
そのままではスピーカーのコネクターがないので、SONY MEなどを参考にして、スピーカーコードを割り出し、ギボシ端子を取り付けてください。

※と、今までは面倒だったんですが、「ENDY」というブランドから、「純正ステレオコネクター」という商品名で発売されました!
オーディオ側1500円、車体側(従来から販売されていた物)1500円の合計3000円で、違うメーカーのオーディオでも付けられるようになりました。


各車種の実例


○ホンダアクティ

○スズキキャリイ

○ダイハツハイゼット

○三菱ミニキャブ

○スバルサンバー

○メディア(ソース)について

○音を良くするには


ホンダアクティ

○新規格(HA6〜7)
取り付け方はSONYフィッティング情報からホンダ→アクティー(SONYさん、「アクティ」ですよ)と検索すれば出てきますが、半分アテにはなりません。(ーー;)

ラジオの付け外しは、1:灰皿を外して灰皿上面の鉄板を外します(ネジ3本)。すると、その奥にあるもうひとつのネジが見えるので外します。2:灰皿側から手を入れ、オーディオの下あたりにある中央パネルのツメ(2箇所)裏側から押して外し、中央パネルを外します。3:ラジオに付いている「耳」の金具を取り外します。

AMラジオ付き車のスピーカーはヒューズボックスに10cm耳2つタイプがありますが、ステレオにする場合はこのスピーカーを無視し、ドアにつけ直します。大きさも違うので注意してください。

ドアの内張りの外し方は、見えるネジを全部外し、レギュレーターを外し、ドアの鉄板と内張りの隙間にマイナスドライバーを差込み、下側から順番にフックを外していきます。最後に窓の淵にぶら下がるので、上に引き上げます。

TOWN
デッキを社外品に交換する場合は、「カナック企画」「ジャストフィット」などのホンダ1DIN取り付けキット(青い20Pコネクター用、カーショップで売ってます)を使えば簡単に付きます。
TOWNに付いてくるスピーカーは最大入力15Wで、ハイパワーオーディオを繋ぐとあっという間に壊れます。オプションカタログのカーボンスピーカー又はライフ、Z用のオプションスピーカーと交換してください。
スピーカーを社外品に交換する場合は、ホンダ対応12〜13cmが合います。管理人はSONYのトレードインタイプで13cmを取り付けています。この場合、ホンダ用スピーカー変換コネクターが必要です。


TOWN以外
’00年12月以降の後期型は、「ヘッドユニット&スピーカー取りつけアタッチメント」(5,000円、プリモで売っています)を取り付ければTOWNと同様です。ラジオ用6Pコネクターから20Pに変換するコネクターも付属しています。
6Pの内訳は、
車体側のコネクターを、爪がある方を上にして見ますと

  爪
  −
−−− 
1 2 3   1−イルミ 2−バックアップ(常時) 3−アクセサリー
−−−
4 5 6   4−フロント右スピーカープラス 5−同マイナス 6−アース

となります。
00年12月以前の初期型は適用外ですが、ドアへの配線を工夫することによって取り付けられます。
こちら参照。管理人の田運號のオーディオ写真も載ってます。

※ちなみに、バッフルボードを自作か適当なものから流用加工して、ドアに適当な穴を開けてしまえば17cmも付いちゃうそうです。
この場合、アタッチメントまで買わずに防水ジャバラブーツと右ドアの内張りの交換する部分だけを買い、ホンダ20P変換カプラーを買わなくても適当な6Pカプラーか平端子で工作してもいいでしょう。

スウィング研究員の工作例。

また、初代ステップワゴン用のブラケットを流用すれば16cmが付きます。しかし内張りに干渉するので加工が必要です。
こだわらないならブラケットを使用せず、鉄板にドリルで適当に穴を開ければ16cmが付きます。ただしドアとスピーカーの間に薄い防音テープ、スピーカーと内張りの隙間も防音テープで塞いでおかないと、かえって12cmよりバランスが悪い音になる可能性があります。

なかだて研究員の工作例。

純正オーディオの空きチャンネルを使ってトゥイーターを付ける方法
アクティのスピーカーはトゥイーターが必須ですが、ホームセンターで売っている安いトゥイーターを付けてみました。

ちなみにJVCのオートバックス専売モデルには、ホンダ車特有のオーディオまわりのスキマを埋めるパネルが付いてきたそうです。

○旧規格(HA1〜4)
ラジオのつけ外しは、灰皿を外して奥にあるネジ1〜2本を外すだけです。ドアの外し方は新規格車と一緒です。

TOWN
デッキを社外品に交換する場合は、カナック企画などのホンダ1DIN取り付けキット(16Pコネクター用)を使えば簡単です。ホンダ純正でグレードアップする場合も、コネクターは旧型16Pなのでご注意ください。(もしかしたら最終型あたりは20Pの可能性もあるような気がしますが・・要確認)

TOWNに付いてくるスピーカーは、何ワットか忘れましたがショボいスピーカーなので、ハイパワーオーディオを繋ぐとあっという間に壊れます。社外10cmスピーカーと交換してください。普通は取り付けネジ4本のタイプですが、対角線に2つ耳があるタイプも取り付け可能でした。ただし社外品はたいていマグネットとブラケット背面が干渉するので、ブラケットを適当に切り取り加工してください。ホンダスピーカー変換コネクターは必要ありません。

それ以外
AMラジオ装着車は、左ドアにスピーカーとブラケットが付いています。右側には付いていないので、最寄りのプリモでパーツリストを参照して、「ブラケット」(620円)、「グロメットスクリュー」(95円×4)、「コード、ドアスピーカー」(970円)と、タッピングビスM4×25mm4本を取り寄せてください。
ラジオのコネクターは、ラジオに時計表示がないものは4P、時計がついているものは6Pです。4Pの場合は、当時のホンダ16Pに変換するコネクターは在庫切れになったそうなので、自作する必要があります。6Pの場合は、どうやら新規格用変換コネクターが合うらしいのですが、確証は持てません。内訳は上の図と一緒です。
ホンダ純正16Pか20Pのオーディオを付ける場合、電源分配コードキットを流用して加工するといいと思います。
それ以外はTOWNと一緒です。

○TNアクティ(TA〜TC)
デッキを付けるスペースはないので、グローブボックスの下あたりに吊り下げましょう。配線はラジオのコネクターを加工して各自工夫してください。スピーカーはインパネ中央に1つだけです。小型のボックススピーカーをインパネに両面テープで貼り付けましょう。
TK4研究員の取り付け例

ちょっと情報
アクティやひと昔前の1DINしかスペースのない車にうってつけの、面白いカーオーディオメーカーがあります。
それはSANYO! チェンジャーなしの1DINでCDとMDが再生できるモデル、CDとカセットが再生できるモデルが比較的安価に発売されています。また、右側にロータリー式のボリュームツマミという、本体を見なくても操作しやすいレイアウトのモデルが多いのも魅力です。サンヨーカーエレクトロニクス カタログのページ

ただし、残念なことにオーディオOFF時は、キー位置ACC以上でも時計が表示されないそうです。


スズキキャリイ/マツダスクラム


○新規格DA(B)52/62/63型共通
標準装備のAMラジオを外してそのブラケットを市販のオーディオに取り付ければたいてい付き、アタッチメントは必要ないそうです。
ただし、ネジ穴が前だけしか合わずに、後ろは強引な取り付け方法になる場合もあります。

(写真提供ikeさん。ドライバーで指しているのが半端に締めているネジです)

※その方法でうまく取り付けられない場合と、奥行き160mm以上のデッキ等を取り付ける場合は、アフターマーケットで売っているスズキ用2DINアタッチメント金具を介して下さい。高級な取付金具は前後位置の調整ができ、165mm以上あるナビの収納型画面の取り付けなどに効果を発揮するそうです。

(写真提供わっくん。カナック企画製スズキ用キット)

スズキのコネクターは2002年にモデルチェンジしたものからホンダ共通の20Pになりましたが、キャリイは旧スズキ12Pだそうです。(マイナーチェンジで変更される可能性があります。特に2005年のマイナーチェンジでラジオが変わりましたので要確認)
(写真提供ikeさん)
※スズキ純正オプションのオーディオはアフターマーケット用市販品と表面は共通でも、横の取り付け穴とカプラーが専用品になっています。ホンダ共通20P用のものもあるので、注文する時やオークション、リサイクルショップ等で購入する場合はご注意ください。

アフターマーケット製品を取り付けると、まわりに隙間があく場合があります。気になるようでしたら、隙間うめを購入してください。
 
(写真提供ikeさん)

いきなり取り付けアタッチメントを買う前に、一度仮組みしてみて、何が必要かよく考えてから最低限必要なものを買うのが安上がりです。

○新規格(DA63T)注:ドア下部に10cmスピーカーです。
オプションカタログには「標準装備のAMラジオを取外してオプションのステレオを装着する場合は、ステレオ取付ブラケット(38321-54G03 1,470円(消費税込))とブッシュ2個(34955-54G00 105円(消費税込)×2)が必要です。」と書いてありますが、これはスズキ純正オプションオーディオ用の穴があいた専用品です。アフターマーケットのオーディオとの組み合わせには意味がありません。

スピーカー取り付け部はありますがあらかじめプレスしてあるところにネジ穴を任意に開けるものです。対応するのは10cmトレードインタイプで、耳2つでも4つでも取り付け可能です。
※外周12cmタイプも工夫すれば取り付けられるかもしれませんが、落とし込み部の穴径と、トゥイーターが表面から飛び出しているデザインのものは飛び出し部の寸法にご注意ください。オーディオメーカーの適合説明書を参考にしてください。

スズキ純正スピーカーを買うと、コードと、カプラーにスピーカー端子を追加する12P→12P変換コネクターが付いてきます。
アフターマーケットの組合せであれば、汎用品を自分で取り付けます。ドアへの取り回しは、車体側はあらかじめ取り付けてあるゴムのグロメットに任意で穴をあけて通します。ドア側は穴に通すだけです。
 

本体の付け外しは、
1)空調パネルのツマミ4個を外す。(手前に引っ張るだけ)
2)灰皿を取り外し、パネル下灰皿固定金具の+ビス2本を外す。
3)パネルを傷つけぬよう丁寧に外す(ツメ数ヶ所で止まっています。)
4)パネルが外れたらハザードスイッチ裏のコネクタを外す。
5)オーディオ固定+ビス4ヶ所を外し、ラジオ/小物入れごと手前に
 スライドするとゴッソリ外れます。
の手順です。

オフ会報告ページにスピーカー取り付けの様子がリポートされていますので参考にしてください。

○新規格(DA/DB52T)注:スピーカーはインパネ上面に10cm対角耳2つタイプです。ただしトゥイーターが表面に飛び出しているデザインの物は注意が必要です。

「標準装備のAMラジオを取り外してオプションのステレオ(2DINサイズを含めたすべてのステレオ)を装着する場合は、ステレオ取り付けブラケット(1350円)とブッシュ(120円)が必要になります必要です。」と書いてありますが、これはスズキ純正オプションオーディオ用の穴があいた専用品です。アフターマーケットのオーディオとの組み合わせには意味がありません。


○ラジオの付け外しは、1:カップホルダーのネジ2本を外す。(裏側矢印方向から) 2:灰皿天板を外す(ネジ3本) 3:シガーライターのコネクター2本を外す 4:メーター上、オーディオの上のネジ3本を外す 4:ハザードスイッチON状態で、表面パネルを下側からそっと外す 5:ラジオの両脇のネジ4本を外す
※古くなるとパネルが割れる場合があります。買うと3万円もするので、ハンドルのコラムを外してからパネルを外す方が安全です。


コネクターはスズキ12Pタイプ。ただし常時電源(白)、ACC(白/黒)、イルミネーション(赤/黄)の3本しか繋がれていないので、ギボシ端子を付けてしまってもいいと思います。スピーカーコードは汎用品を任意で取り付けます。

スピーカーはインパネ上面両端の蓋を、マイナスドライバー(布をかぶせれば傷つきにくいでしょう)でこじ開けて取り付けます。
オーディオ各メーカーで出しているトレードインタイプ10cm、対角線に2つ耳があるタイプが適応します。4つ耳タイプは入りませんでした。
無理やりホンダ純正のオーディオを付けたホリディ氏のキャリイKU。
前面パネルの大きさが合わないので、パネルの上から差し込んだだけ。うまい具合にきつかったので、まあ、外れることはないでしょう。
「電源分配コードキット」という物を使ってホンダ20Pからギボシ端子に交換しました。














○旧規格(DC/DD51T)
SONYフィッティング情報からスズキ→エブリーと検索してください。(SONYさん、「エブリイ」ですよ)
ドアにスピーカーを取り付けるには、ブラケットが必要なようです。


ダイハツハイゼット(がんこもん研究員さん、PINEさん情報提供m(_ _)m)

○新規格(S200/210系) S100系も基本的に同じです。
 2004年の大マイナーチェンジ後はインパネに10cm耳2つスピーカーを装着します。ただし社外品で取り付け面から前に、コーンのリングなどがはみ出ている物は工夫が必要です。ご注意ください。

PINEさんのパナソニック社外スピーカー。耳4つタイプは残り耳が干渉するため曲げるか切り取りが必要です。また、コーンリングの出っ張りが蓋と干渉するので加工が必要になりました。

 それ以前のモデルはドアにグリル付きスピーカーを装着します。

ダイハツ ハイゼットの場合、オーディオは極簡単に付けることが出来ました。
デッキの方は純正ラジオの取り外しから始めます。まず、灰皿を外してフロントパネルを下の方から手で引っ張るとはめ込み式のパネルのため工具なしで取り外すことが出来ます。

そうするとビス4本が有りますのでそのビスを外して取り付けたいデッキと交換します。配線はダイハツ用の配線キットが市販で有りますが、スピーカ用の配線の布設別途を伴うため、私の場合、純正のラジオからそれぞれ必要な
「アクセサリー+12V電源」
「常時+12V電源」
「イルミネーション電源」等の電源のを分岐して取りました。
初め納車されたときは、普通のAMラジオのみでラジオにスピーカが付いているタイプでした。そのためオーディオ本体のみならずスピーカを取り付ける必要が有りました。スピーカの取付は至って簡単で、ドアパネルを外すと、スピーカを取り付けるための切り込みが初めから切ってあり(点線の切り込み)、それに沿ってカッターで切っていくと綺麗に取付けの型ができあがります。また、ドア本体にもスピーカを取り付けるための穴が空いていて、ビス穴まで空いていました。スピーカの寸法は12CMです。
※12cmといっても、グリルつきのものは寸法に注意が必要です。
ドアーインナーパネル穴径105mm、ネジの対角長119mm、ガラスとパネル間40mmだそうです。
ここでちょっと青ゼット研究員の例です。アゼストのグリル付き13cmを買ってきたら合わず、バッフルボードを自作することになりました。
(再びがんこもん研究員の例)
次に、スピーカの配線ですが、デッキの後からドアまで布設する必要があり、私はケーブルが目立たないようにいったんフェンダーの内側にケーブルの引き込みを行ってドアまで布設しました。
(調べると、純正オプションで、スピーカの配線キットが有りました)
グローブボックスを外すと閉止パッキンがありますのでそこにケーブルを通します。そうするとヘッドライトの側面を通りドアのヒンジまで這わすことが出来ます。この場合、ヘッドライトを取り外す必要があります。運転席側も同様に行います。
デッキについてはカセット、MD、CD等といろいろありますが、その中でも今流行のMP3デッキを取り付けてみました。MP3はCDの容量のわずか1/11に圧縮して再生しますので1枚のCDに約150曲もの音楽を記録することが出来ます。
それは10連装のCDチェンジャーに相当し再生機能もチェンジャーと同様「1曲リピート」「全曲リピート」「1フォルダーリピート(1アルバムは1フォルダーに収納してある場合)」出来ますし、場所も取らない軽トラックには打ってつけのデッキだと思います。現在のMP3デッキはケンウッドから発売されています。音質は12CMのスピーカですのでそれなりです。もっと良いスピーカだと良いのですが…
つい手に同じ要領でインダッシュテレビも着けちゃいました。最近の後付けテレビはFMで音声を飛ばすFMトランスミッター付きですのでデッキにFMが付いていればいつでも配線なしで見ることが出来ます。
MP3プレーヤの紹介はここです。


その後、チューンナップウーファーとトゥイーターをつけました。


三菱ミニキャブ/日産クリッパー

○新規格(U60系)後期型
ディーラーオプションで、カセットチューナー又はCDチューナーとスピーカーのセット販売だけのようです。社外品を付ける場合は、パーツリストから必要な部品をリストアップして取り寄せる必要があるようです。(クリッパーのオプションカタログから)

○新規格(U60系)初期型

ドアにスピーカーをつけるには内張りごと交換するものでした。


スバルサンバー

○新規格(TT1〜2)

AM/FMカセットステレオ付き車
社外品に付け替える場合は、普通のスバル変換コネクターで大丈夫だそうです。
スピーカーは外周12cmタイプです。

AMラジオ付き車(スピーカー一体型ラジオの後期型)
オプションのドアスピーカー&取り付けキット12,600円を購入してください。取り付け用品一式も付いてきます。アフターマーケットのスピーカーを取り付けたい場合でスピーカーごと買うのがもったいない場合は、ディーラーでパーツリストを見せてもらい、必要な部品をピックアップして注文してください。

AMラジオ付き車(初期型)
スピーカーは右ドアに12cmが付いています。ディーラーオプションで左スピーカーと取り付けキットがセットになって8000円で出ています。社外品に交換する場合は、一旦それを付けてから交換となるようです。
マイナーチェンジで左右セッ販売になったようです。両方買うのがもったいない場合は、ディーラーでパーツリストを見せてもらい、必要な部品をピックアップして注文してください。

サンバー大好き!研究員のサイトに写真入りで詳しく載っていますので、参考にしてください。

SONYフィッティング情報も参考にしてください。


○旧規格(KS3〜4)
スピーカーはダッシュボードに10×15cm楕円タイプが付いたという報告と、ブラケットが一回り小さくて付かなかったという報告があります。年式によって違うという可能性もありそうです。実はドアのほうにも取り付ける穴があいていますので、そちらに付けた方がいいようです。

クラシック3号研究員報告
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材料編
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1.デッキ :スバル レガシィB4 RSK標準装備のKenwood K'sマスター
       サウンドデッキ 2DINサイズのCD/MDデッキで出力30W×4
       です。

 
2.変換コネクタ:スバル純正 型式H6357TA404 
        左側のスピーカの配線のために必要です。


3.2DINフェイスパネル:スバル純正 型式H6257TA903 

4.オーディオ本体のブラケット : AMラジオのものを流用します。

5.エーモンデットニングキット :ドア2枚のデットニングに必要です。
                 品番2190

6.スピーカ線結線用の平型端子、コルゲートチューブ、ビス類

7.バッフルボード製作用 25mm MDF材

8.バッフルボード化粧布

9.スピーカ:Boston RX57 5インチスピーカ 最大入力140W

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資料編
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1.sony fittingより旧規格サンバーとレガシィB4のfitting情報
2.サンバートラックのパーツリスト(無くても良いですが)
3.エーモン社のデットニング資料(量販店に無料で置いてあります。)

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準備編
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標準のAMラジオ、標準のフェイスパネルはfitting情報を元に外して
 おきます。爪の位置に注意すれば簡単です。
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製作編
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1.まずはスピーカのバッフルボードの製作です。

 元々は純正位置(ダッシュボード)に純正サイズのもの装着予定だっ
 たのですが、このサイズの市販品が無いこと、音響的にはドアにスピ
 ーカの方が望ましいということでドアに装着が決定しました。
   旧規格のサンバーにはスピーカの取り付けキットというものが存在
  しないので、とりあえずドアをばらしてみるとスピーカ用とおぼしき
  穴が空いております。ところがこの円のセンターにスピーカーのセン
  ターを合わせるとダッシュボードとスピーカが干渉してドアが閉まり
  ません。おまけに穴に入れ過ぎるとガラスが下がらなくなります。
  そこでドアの穴のセンターとスピーカーのセンターをオフセットさせ
  ることで装着します。またガラスとの干渉をさけるためにバッフルボ
  ードは25mmを使用します。

   トラックの場合はパワーウインドウではないのでウインドウレギュ
  レーターの旋回範囲にスピーカがこないかも確認します。


2.ドアの内張りを外して、デットニングを行います。

  内張りはウインドウレギュレーターとドア開閉ノブを取り外し
  (シャフトにスナップピンがかかっているのでそれを外す)
  市販の内張り外しツールで内張りを剥がせば完了します。
 
   
   デットニングに関してはキットを使用したのでその説明書通りに進
   めます詳しくはエーモンのホームページを参照の事。

デットニング前の写真がこれ


デットニング完成写真がこれ。



 3.スピーカの固定

  上記の1.に書いたような位置にインストールするためにスピーカ
  の埋め込み円(マグネットサイズ)
  の型紙を作ります。それを取り付けようとする位置へセロテープで仮
  止めします。型紙表面にもセロテープをつけておき、そこへ内張りを
  当ててマグネットの位置を割り出します。
  メジャーなどで位置を確認してドリルとジグソーで内張りを思い切っ
  てくり抜きます。

  内張りを固定してそこへバッフルボードへスピーカを仮止めした状態
  で取り付けてみます。


  位置が確定できたらスピーカーを外してバッフルボードを内張りを貫
  通させてドアの鉄板にビスで固定します。このとき鉄板がある位置を
  十分確認して行います。(オフセットしているので)
      

  4.スピーカーの配線

   オーディオ本体からドアスピーカへ配線を通します。配線が通るよう
   にグロメットがあるのでそれを破いてコルゲートチューブを通します。
   今回、ボディ側のグロメットがなかなか破けず(袋状になっていた
   ため)クラシックの顔面パーツまで外しました。ヘッドランプを外
   せば簡単なのですが、光軸の再調整が必要なためランプはいじりま
   せんでした。
     結果から言うとランプの縁取りのメッキパーツとウインカーを外す
   となんとか切れ目は入りました。平型端子を使用してスピーカの結
   線を行い、スピーカも固定します。
   先ほどのルートで配線をボディ側へ持っていきます。



  5.オーディオ本体の結線

   材料編で書いたように中継コネクタを使用します。右スピーカは運
   転席下まで配線があるのでそこを分岐します。左側は中継コネクタ
   の左スピーカ線より分岐します。信号線の種類はsony fittingより
   旧規格サンバーとレガシィB4のコネクタ配線図を入手して確認しま
    す。スバル純正のデッキですのであとはコネクタをはめます。
   そしてラジオ用のアンテナカプラを車両側へつなぎます。
   レガシィはダイバーシティアンテナなのでアンテナ線が2系統
   ありますが、クラシックは未対応なのでダイバーシティ用の
   線は使いません。
    ここで動作確認を行います。音が鳴ることを確認してデッキ本 
   体を固定し、フェイスパネルをつけると完成です。



   ドアを閉めて、ウインドウレギュレーターを最接近させると
   こんな感じです。

  
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試聴編
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 製作、施工のほとんどを某有名カーオーディオインストールショップ
 に出入りしている友人2人に依頼してやってもらいました。
 (出入りといってもお客さんであってプロではありません。念のため)
  私が自分でやった風に書いてますが、私は取り付け取材に専念?して
 おりました。私は今までメーカー純正のオーディオしか使ったことが 
 ないのですが、これだけでも軽トラとは思えない音がでました。
 (二人のお墨付きです。)
  上には上がいると思いますが、私には大満足の出来でした。
  スピーカも彼らの推薦でbostonというメーカー(私は知らなかった)
  のものを使って見ましたが、これも良い音に貢献しているようです。

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編集後記
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試聴編に書いたように友人2人のおかげでお気に入りのシステムが
完成しました。作業自体も興味の沸くものででしたが、自分らでやった
という達成感も大きかったです。最後になりましたが、 この2人の仕上
げはプロ顔負けだと思いました。スピーカも自然と ドアにマッチしてい
るし。 
 2人ともありがとう!! いつか車を買い換えるときはまたよろしく!

 また、軽トラック研究会の会議室においてアドバイスを頂いた方々へも
 厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。お陰様で素人
 ながらお安く良い物ができたと思います。
  旧規格サンバーでオーディオを付けようと思われる方の参考になれば
 幸いです。もし質問等がありましたら、解る範囲でお答え致します。


Part2(メディアの研究、音を良くするには)

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