2004年12月大マイナーチェンジ
2007年12月KFエンジン搭載

左:2004年までの初期型 右:2005年型
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プレスリリースと価格表
熟成されたフルキャブオーバーの浪花節
ここが○と×
広い!:大柄な人でも余裕のキャビン。
NAクラス最強のツインカムDVVTエンジン。地上高を確保する13インチタイヤ(オプション)
床面長2mを越える荷台。
クラス最小の最小回転半径3.7m
× 重量バランス:前が重く、雪道や急ブレーキで尻を振りやすい。
重量配分
S210P 04年式 エアコン・パワステ スペシャル 5MT 4WD
前軸重470:後軸重300kg。約61:39

S210P 03年式 ローダンプ 4WD エアコン&パワステ装備
前500:後360 約58:42

S200Pジャンボ 99年 2WD
前450:後軸290kg 約61:39

 ダイハツは、ワンボックスの「アトレー」及び「ハイゼットカーゴ」とトラックを切り離し、ワンボックスの方をセミキャブとしてフルモデルチェンジさせ、トラックは旧型の部品を最大限に利用して、大マイナーチェンジに近い形で、フルキャブのままモデルチェンジしました。
 2004年12月、更に大マイナーチェンジし、フロントフェイスとインパネを一新。最小回転半径が3.7mに、鳥居までの長さが1945mmに延長されました。

 2007年12月、それまでのEFエンジンからロングストロークタイプのKFエンジンに変わり、全グレードがツインカムになりました。
速報版
たまねぎさんのユーザーインプレッション速報
 先月(1月)新型ハイゼットを増車しましたので投稿します。

 マイナーチェンジ前のハイゼットとの比較になります。当方のクルマは新旧ともに4WDのATです。
 まだ200キロちょっとしか乗っていませんが旧型と比較してアイドリング時の音(車外)がうるさい気がします。
 私は仕事でペンを使用することが多いので旧型についていたペントレイはとても便利でした。トレイがとくについていないクルマの場合メーターカウルのとこに転がしているのですが新型のメーターカウルは幅がせまくンが納まりません。

 

 これは私だけかもしれませんが、旧型では乗車のときにまれに左膝をダッシュボードの右下出っ張りにぶつけて(部材が硬く、結構痛いのです)いました。新型ではこの部分の出っ張りをなくしています。ただし、そのすぐ上にカップホルダーが あるのでそのうちこいつに膝蹴りしてしまうかもしれません。

 リアデザインは、テールライトのパネル縦幅が薄くなって います。

これからまだまだ違いを発見すると思います。次回の投稿までには新型のすぐれてい
るところを見つけておきます。

以下2004年以前の初期型の文章です。

 以前のハイゼットのモデルチェンジの時ですが、ダイハツのスタッフが軽トラックユーザーを集めて意見を聞いたところ、「安全性より荷台の広さを優先して欲しい・・という意見が多かった」という話を軽自動車関係の雑誌で読んだことがあります。新規格になっても荷台長を確保していたかったため、わざわざバンとトラックを別設計にしたようです。
 同じ構造であれば軽い方が衝突安全テストでは有利になるため、恐らく車両重量800kg以下のトラックを独立させることによって、安全基準を通すことができたのでしょう。

レイアウトは、ほぼフロントエンジンのパートタイム4WD。MT車には基本的に副変速機が付きますが、スペシャルは副変速機なしとなっています。トラックとしてオーソドックスなレイアウトといえます。

グレード
スペシャル:間欠ワイパー、助手席サンバイザー、シガライターなどが省かれた廉価仕様です。エンジンはAT車がツインカム、MT車がOHCになります。4WDには副変速機が付きません。トリップメーターとスピーカー一体型のAMラジオは付いてきます。メーカーオプションのエアコンとパワステを装着した場合(10万3千円)は、間欠ワイパーと助手席サンバイザーが装着されてきます。

スペシャル農用パック(4WD・5×2・MTのみ):スペシャルに副変速機、あゆみ板(みち板)引っかけ式テールゲート、荷台作業灯、シガライター、リヤ4枚スプリングなどが追加された仕様です。

ツインカムスペシャル(2WD・5MT、4WD・5×2・MTのみ):エンジンがツインカム化され、間欠ワイパー、助手席サンバイザー、バッテリーカバー、ドアアッパーガーニッシュなどが追加されたデラックス仕様です。

エクストラ:ツインカムスペシャルに加えて、カラードドアミラー&アウターハンドル、メッキグリル、ファブリックシートなどが付いたカスタム仕様です。エアコン、パワステ、AM/FMカセットステレオ、格納式テールゲートチェーン、リヤ4枚スプリング(4WDのみ)、デフロック(4WD・5MTのみ)が標準装備されます。

○いずれの仕様にもメーカーオプションでエアコン、パワステ、AM/FMステレオ、荷台作業灯、145R13タイヤ(4WDのみ)、デフロック(基本的に4WDの5MT車に。エクストラとツインカムスペシャルは2WD・5MTにも装着可)、リヤ4枚(強化)スプリング、防錆強化仕様、ハイギヤード化された低燃費仕様(スペシャル2WD・5MTのみ)・・などが豊富にオーダーできます。助手席サンバイザー(2,060円)、間欠ワイパー(6,800円+取り付け費。ただしパワステ付き車は不可)はディーラーオプションであとからでも装着できます。

○カタログにないメーカーオプションもあります。メッキグリル(5千円)、あゆみ板引っかけテールゲート(3千円)、145R12オフロードタイヤ(5本OEタイヤと差し替え。4千円)、バッテリーカバー(1,500円)、間欠ワイパー(2千円)、シガライター(2千円)、シートベルトガイド(1,000円)、格納式テールゲートチェーン(1,800円)、寒冷地仕様(1万円)。これらは純正装備以外のグレードにもオーダーできます。オプションで後からつけられるものもありますが、最初から注文した方が安上がりです。ただし、地方によってはないかもしれません。(管理人は新潟で確認しました)

○安全装備はエネルギー吸収式シートベルト(いわゆるヒューズベルト?)のみで、運転席SRSエアバッグはシートベルトフォースリミッターとセットで全車に、ABSは運転席SRSエアバッグと8インチブースターとブレーキアシストとセットで、ツインカムスペシャルとエクストラにオプション装備されます。逆に、2003年5月のモデルまではトップグレードでも安全装備を付けない限りトリップメーターが付きませんので、燃費などを気にする方はご注意ください。助手席SRSエアバッグとシートベルトプリテンショナーは設定されていません。

○ツインカムエンジンは「優-低排出ガス」、OHCエンジンは「良-低排出ガス」適合、2010年新燃費基準は2WD車の一部が適合しています。

○カラーはホワイト、ブルーイッシュシルバー、ブルーの3色で、青と銀色はツインカムスペシャルとエクストラに設定、他は白のみとなります。ホワイトはホームセンターやカーショップで缶スプレーとタッチアップペンが、ブルーイッシュシルバーはタッチアップペンが売られています。

 少しキャビンが大きい「ジャンボ」、ハイゼットカーゴベースの4人乗りダブルキャブ「デッキバン」などのバリエーションも豊富です。特装車のページ

S200P(2WD) S210P(4WD) マイナーチェンジの記録(プレスリリースにリンク)
1999年1月 登場
2000年2月 ツインカムスペシャル追加。全車カラードバンパー化。
2001年1月 鳥居の形状変更。クライマー廃止。エクストラの装備充実など。
2002年1月 「優/良-低排出ガス」適合。エクストラの装備充実。
2003年6月 トリップメーター標準装備など。

外見

 旧型のノーズを伸ばし、顔が変わっただけのように見えますが、本当は結構あちこち強化されているようです。衝突した時にハンドルが前に移動したり、ハンドルの下側が柔らかくつっぶれる構造になっていて、内臓を守ってくれるのだそうです。
 現在はエクストラのみメッキグリルが付きます。初期型はエクストラ以外は黒バンパーでした。特にグリルなしで黒バンパーのタイプは遠くから見ると車種不明のようでイマイチな感じがしたのですが、グリルなしでカラードバンパー車を追加したら意外と「カッコイイ」とウケたため、カラードバンパー車のラインナップが拡大されました。バンパーの角が削られている形ですが、これはノーズをスマートに見せると同時に、小回りする時にオーバーハングが邪魔にならないようにとの配慮です。
 荷台長は1940mmと各社横並び。しかしハイゼットは前面パネル下にえぐりが入っていて、床面長は2020mmになります。(2002年5月にキャリイがそれを越える2030mmになりました)

 テールゲートのフックは初期型が2箇所でしたが、2001年のマイナーチェンジで3箇所に増えました。同時に鳥居の形状が丸パイプから角パイプへと変わり、実質荷台長が1925mmになりました(それ以前の長さは不明)。また、テールゲートのチェーンが格納式になりました。

 2代前のS80系までは錆に対していまひとつでしたが、1994年のS100系から大幅な防錆処理がなされ、更にストロング防錆仕様が追加されました。

 ホイールベースは旧規格と一緒の1900mm、最小回転半径はキャリイと並んでクラス最小の3.8mです。しかし同じ3.8mでもハイゼットのほうが内輪差が少なく、キャリイの方がフロントオーバーハングが短いためバンパーの角「実質回転半径」は小さくなります。
 フルキャブならではのホイールベースは、オフロード走行で武器になりそうですが、デフ下地上高160mmとホイールベース中央にぶら下がっているエンジンやミッションの低さが気になります。2001年のマイナーチェンジでエンジンに騒音防止のカバーが付き、視覚的にもかなり低く見えるようになってしまいました。
 そこで145R13インチタイヤが選択できるようになりました。(5本セットでOEタイヤと差し替え。5千円)直径差は約30mm。最低地上高は175mmに変化し、ギア比は変わらないようなので、約5%ハイギヤードになることになります。なんだか良さそうな感じです。ただしコーナーリングは腰高になるでしょう。
 ところで、この13インチタイヤ、カタログを見る限りどうやらバンタイプのようです。オフロードでの走破性を目的としているのなら、オフロードタイヤを設定した方が親切ではないかと思われます。
 2WDにもデフロックが装着できるというのは面白いと思います。

 バッテリーケースは運転席側の荷台下にあり、ツインカムスペシャル以上にカバーが装着されます。スペシャルでもオプションで装着可能です。
 アンテナはAピラーに内蔵されるタイプです。荷台に乗るときにつま先をかけるステップは両側にあります。そのステップの下の裏側に、トノカバーのゴムを引っかける爪が付いています。

内装
 見た目に安心感のある厚いインパネが特長です。収納スペースは少なめで、その分グローブボックスが充分な容量になっているようです。カップホルダーはインパネ上面に2つ、助手席の前は棚になっています。確かに便利ですが、農家は平気でサミなどを置いてしまうのが心配です。
 メーターは140km/hで、水温計と燃料計は針式、トリップメーターは液晶式が全車標準装備(2003年5月までは安全装備とセットオプション)でオドメーターと切り替え式になります。
 オーディオの位置はやや低めですが、前にせり出しているので操作しにくいほどではないと思います。ハザードのスイッチはエアコン吹き出し口の右、荷台作業灯のスイッチはハンドルの左下、4WDやオプション品のスイッチはハンドルの右下、副変速機のハイロー切り替えはシフトレバーの脇にあります。550cc時代から長い間オプション設定されていたPTO100V発電機は、2002年のマイナーチェンジで消滅したようです。
 助手席側のエアコン吹き出し口が省略されていて、小さなポケットになっています。以前はインパネがアトレーと共通だったので、トラックのみ省略というのもわかるのですが、現在はトラック専用に設計されたはずなので、なぜここにともすれば安っぽさを感じさせる吹き出し口痕があるのかちょっと不思議です。

 ドアの内張りはスペシャルがシンプルな平ボード、ツインカムスペシャルになるとアッパートリムとポケットが付き、エクストラはシート地とコーディネイトされて大型アームレストが付きます。スピーカーはステレオがドア装着10cmで、AMラジオのみの場合はスピーカー一体型ラジオになります。

 室内から見たAピラーは、現代の車としては細めで、視界は広い方です。

 広さは大柄な人もまずまずくつろげる程度に広いです。ただ左膝がインパネに近く、クラッチ操作時にちょっと気になります。小柄な人の場合はシートスライド量が不足していて、身長150cm前後だとシートを一番前に出してもクラッチを充分に踏めないようです。
 運転席、助手席ともシートの裏には書類や雑誌などを置くくらいのスペースがあり、荷物を出し入れしやすいように工夫がなされています。
 収納スペースはどれも半端な感じがしますが、オプションでフロントシェルフ(オーバーヘッドシェルフ・頭上の物入れ)や、シート間ポケットなどが用意されています。

 途中でホイールハウス形状を変更して乗降性を良くしたらしく、平均より小柄な方の管理人でもフルキャブのわりには良いと感じました。

 シートの形状は座面、シートバックともまっ平らで、クッションはやや硬めでサポート性は最悪なもの。シートを前に出して後ろに体重をかけると剛性不足が気になります。
 エアバッグなし車のハンドルは硬めのソフトウレタンで、やや細めです。MT車のシフトレバーもS80系から変わらないような単なる丸い球で、こういうのが好みの人もいるかもしれませんが、管理人の場合はアトレーのしっくりくるシフトレバーと比べると安っぽく感じてしまいます。シフトフィーリングもストロークがやや大きめです。残念ながらこういう人間に直接触れるところの質感を落としてコストダウンしている感じがします。
 ほぼシートの下にエンジンなどが収まるレイアウトの関係上、夏場はシフトレバー付近から熱が伝わって来て、エアコンを作動させてもなお暑さを感じる場合があるそうです。騒音のほうは昔よりはだいぶ改善され、時速100km/h巡航の測定値ではリヤミッドシップのアクティより抑えられているとか。

 総じて内外装のデザイン共に保守的ですが、それゆえ人気は高いようです。

走り
 出てすぐの頃、「エクストラ」に試乗してきました。フルキャブとしては洗練された感じです。直進性はむしろセミキャブのアクティより良好。路面の凸凹を通過する感じもソフトでした。しかし、凸凹を通過しながら曲がるという場面では、挙動が落ちつかなくて、やはりフルキャブだなと実感します。
 試乗したのはパワステなしで、ハンドルはしっかりしていますが、その分やや重めでした。新車の状態では良くても、タイヤが減ってくると徐々に重くなりますし、フルキャブ車は荷物を積んだ時に前輪にも多く荷重がかかるので、パワステは付けておいた方がいいでしょう。

 デラックスとエクストラに設定されているツインカム(DOHCのトヨタ式表記)のエンジンは軽快で、トルクも太く、MTで乗る分には文句なしでした。ギアのセッティングも1速からきちんと使えて好印象でした。ノイズも尻下エンジンとは思えない静けさです。単なるツインカムではなく、DVVT(連続可変バルブタイミング)機構で低速トルクと高回転域の滑らかさを両立しているもの。トラックのエンジンとして、かなりいいエンジンだと思います。2WDの場合はATとのマッチングも好評で、3速ATでもかなりいけるそうです。ただし4WDのATは3速×ファイナルが6.67で100km/h巡航時の回転数が約6600rpm、高速走行までは考えられていないようです。また、ATは4速化も難しくはないそうですが、荷物を積んでもイージードライブが可能なようにあえて3速に設定してあるそうです。その結果燃費が犠牲になり、2WDでも100km/h巡航で10km/Lを切ってしまうそうです。

 低グレード車や特装車のMT車に設定されている(S)OHCエンジンは、カタログスペックではクラス最低となります。実際にはそこそこ走るエンジンではあるようですが、ツインカムとは馬力、トルク共に10%の差があり、フィーリングもツインカムにくらべればがさつさを感じます。重くなりがちな特装車はツインカムにしてもらいたいものです。通常のトラックで4WD・5MTを買う場合、スペシャルより少し高くてもツインカムスペシャルのほうをおすすめします。
 
 セミキャブのアトレーに乗ったら、あっというまにフルキャブの古臭さを感じてしまいました。販売店を曲がった時、道路の段差を通過した時の挙動で、違いがはっきりと出てしまうのです。フルキャブのハイゼットも乗り心地はソフトなんですが、車として見た場合、セミキャブの方がしっかりしている感じがします。
 それは極端なノーズヘビーなのに、乗り心地のためフロントをサス柔らかく、荷物を積んでも水平になるようにリヤを硬くするという、ユーザーの要望からでしょうか。フロントだけロールしてリヤの内輪が簡単に浮いてしまいます。そこで結局、フロントアライメントでつじつま合わせている感じがします。せめてスタビライザーを付けることができれば多少良くなりそうな気がするのですが・・・。
 カムサーさんの深雪走破テストによると、ノーズヘビー車は深雪で突っ込みスタックしやすいそうです。泥でも同じことが言えると思います。バンと決別したのですから、できるだけエンジンを後ろに積むなどの改善が望まれます。

 また、雪道では簡単にテールが流れるので、ユーザーは荷台に適当な荷物を積んでおくそうです。4枚リーフ車も設定されていますが、リヤの接地性がさらに悪くなるので、本当に必要な人以外は3枚リーフにしておいた方がいいと思います。

総評
 ハイゼットは徹底した市場調査によってお客様の声を反映して開発されているという感じがします。ほとんどオーダーメイドといえるほど豊富なメーカーオプションのバリエーションは素晴らしいと思います。しかし、少しずれていませんか?例えばスペシャル農用パック。実際の農家の声を聞くと、ローレンジなんかよっぽど急斜面の畑を持つ人以外使ったことがないというのがほとんどです。それよりもオフロードタイヤとデフロックの方が役に立つと思います。また、せっかくの13インチもオフロード性能が望めないバンタイヤだったりしますし、ラグジュアリー仕様のエクストラに4枚リーフが強制で必要でしょうか?ジャンボのMT車にツインカムエンジンと省燃費仕様の巡航ギア比が与えられたら・・どんなに魅力的になるでしょう。
 同じシリーズでもアトレーは、S80系時代に2WDにも直結4WDにもなるセンターデフ式「オールタイム4WD」、S100系では4ナンバーでどれだけワゴンになれるか挑戦した「リバーノ」、現在のS200系ではオフセット衝突、ベンチシート&コラムシフト、ロックアップ付きカップリング4WD、バン低グレードにターボと、意欲的な提案がテンコ盛りなのです。
 トラックの方もただライバル車の寸法を測って越えるだけの目標や、お客様の声にハイハイと反応するだけでなく、かつての「クライマー」「ジャンボ」「100V発電機」のような、エンジニアの「提案」が欲しいと思います。

GちゃんDIY奮闘記
ハイゼットのページ
前期型ジャンボで、4ATミッション換装やバケットシート交換などの改造をした「Gちゃん」のサイトです。

せんべい研究員のBLAXフルキット装備車









播磨のトラ研究員のジャンボ












HI-JETの播磨のトラです。ジャンボ2004年式です。ちょっとエンジンが非力かなとおもっています。
タコメータとCDステレオを取り付けました。スピーカーは
塩ビのパイプで自作しました。タコメーター取り付けに関しては、がんこもんさんの
書き込みが大変役に立ちました、.なんでも器用にこなして。勉強になりましたあり
がとうございます。


がんこもん研究員の「スペシャル」
ghost研究員のリポート
(HPにもハイゼットのリポートがあります)

スポイラーはBLAXというメーカーのものです。
ハイゼット購入記録

 所有のハイエースバンディーゼルが排気ガス規制のため現住所では使用出来なくなるため、通勤、バイク運搬用として軽トラックの購入を検討。購入先は某自動車販売業者向けオークション。
 基本条件→登録済み未走行車(販売店のノルマ達成用)、2WD、AC,PS、銀色。
 検討を始めた直後はスタイル、登録済み未走行車の数、インテリア、荷台の広さ、ホームページの出来(笑)等でキャリイ2WD、MT、銀色を第一候補にするが、近所のホームセンターの貸し出し用ミニキャブ(VX−SE 3AT現行型)に乗った所、楽(笑)で思いのほか良く走る事、重い荷を積まない(バイク2台で200キロ程度)、という理由でATに変更。
 しかしATは基本的に玉数が少なく、上記の条件では過去数ヶ月間、出品されていないので走行1000キロ以内の限りなく新車に近い中古車、色を白に譲歩。
 この頃、軽トラック研究会の存在を知り、キャビンの広さに着目。さらにATにも3速と4速があることを発見(笑)
 以上の研究でミニキャブ(TL 4AT)、ハイゼット(エクストラ、スペシャル)、ミニキャブ(VX−SE 3AT)、キャリイの順で候補を変更。ちなみに過去の相場を調べると、過去数ヶ月間では、私の条件に合う車両はキャリイ以外殆ど出品されていなかった。
 数週間、オークション相場のチェックを続けるが、4車とも玉数は少なく希望の車両はなかなか出品されない。ついに第二希望のハイゼット(エクストラ 白)が近場の会場で出品されるが、朝早い出品番号で、確認した時には相場よりも安い値段(過去に相場があるキャリイと同等)で既にオークションは終わっていた(T.T) しかし、後で確認しなおした所、この車両はスペシャルであったことが判明、ほっと胸を撫で下ろす。
 それから一週間が経ち、陸送費が15000円掛かる会場で、ついにハイゼット(エクストラ 銀! 14年式 走行170キロ 車検約1年残 さらにフロアマット、荷台マット、ウィンドバイザーのおまけ付き!)が出品される。さらに同じ会場でミニキャブ(VX−SE 3AT 白 15年式 登録済み未走行車! 車検約2年残)も出品される。さらにさらにスペシャル(白 15年式 登録済み未走行車! 車検約2年残)までも出品される。
 この日から開催日までの2日程はハイゼットとミニキャブの比較研究に没頭、軽トラック研究会、メーカーHPをくまなくチェックし、両車の良し悪しを見つけ出す(ハイゼットに乗ったことはないので研究結果と想像です)。

ハイゼットの良い所→フルキャブなのでキャビンと荷台が前後方向に広い
          エクストラなので装備が高級(ドアスピーカー付き、
          ファブリックシート、メッキグリル、色付きドアミラーなど)銀色!
          オプションパーツのおまけ付き
          クラストップのパワー(ツインカム&可変バルブ!)
ハイゼットの悪い所→3速のギア比が低い(高速でつらい?)
          フルキャブなのでスタイルが好みではない
          ホイールベースが短いので走行安定性が良くない?
          走行170キロの中古車
          残車検が短い

ミニキャブの良い所→3速のギア比が高い(3速なのでハイゼットと較べてですが)
          セミキャブなのでスタイルが好み
          ホイールベースが長いので走行安定性が良い(試乗経験から)
          登録済み未走行車          
          残車検が長い
ミニキャブの悪い所→第一希望の4速ATではない
          セミキャブなのでキャビンと荷台が前後方向に狭い
          銀色ではない
          ハイゼットよりパワーがない?(SOHC)
          おまけが付いてない(笑)
 以上、気になる点から書いてみましたが、ハイゼットの実用性か、ミニキャブの高速巡航性、スタイル、走行安定性のどちらを選ぶかということになりました。

 悩みに悩みぬいて決断しました。
 ハイゼットです(1番の懸念である高速巡航性については、主に使用するのは一般道であるということで、ハイゼットの実用性を選びました)(出品の順番が早かったこともありますが…)
 過去の相場(エクストラの相場はありませんのでキャリイとスペシャルの相場)を考えて5万円程多めに入札!
 入札額ぴったりで落札です!!!
 ちなみにミニキャブの方は3万円程高く、同時に出品されていたスペシャルは4万円程安かったです。
 読みにくい文章を最後まで読んで頂いてありがとうございました、舞台が業者向けオークションという一般の方には縁のない場所なので、購入過程についてはあまり参考にはならないかもしれませんが、少しでも軽トラ選びの参考になればと思い書かせて頂きました。       

断熱、防音加工
インプレッション。
エアコンの効き向上の為の断熱と、エンジン音の防音の為に、某キャンピングカーサイトで見つけた、東レ、断熱防音材ペフ5ミリ厚(1mx1m=1000円)を貼ってみました。
ハイゼットS200Pの場合、夏の陽射しの強い日には内気循環、ファン全開にしてもエアコンの効きが悪かったのですが、この加工でかなり効くようになりました。
エンジン音についても、防音の効果が有り、騒音が減少しました。(以外な効果で、今まで聞こえなかった音楽の音が聞こえるようになりました)更なる効果を狙って遮音材を貼る予定です。

大体の大きさにカットし、現物合わせで微調整、両面テープでキャビン後部、フロア、フロア中央のカバー内、シート座面裏にペタペタと貼っていきました。約2.5メートル使用。

断熱効果を狙い、天井内張り内にも貼ってみました。約0.7メートル使用。

苦労した点。
軟らかく貼り易いのですが、フロアからシートまでの立ち上がり部分でシワが寄ってしまい、そのシワを取るのに苦労しました。
結果的に純正のビニール製内張りと同じ切り込みを入れたら、うまく貼ることが出来ました。


カツヘロ研究員のジムカーナ用ハイゼット(初期型スペシャル農用パック)
大阪の「ちんすこう」さんのハイゼットAT

はじめまして皆さんでこんなに軽トラックで楽しんでいるのに感激しました。
私も軽トラが好きで仕事に普段の足にと使っています。
軽トラック研究会はとても興味のあることが出ているので時々見させてもらっています。
この8月に新車購入の時も参考になりました。
本当はホンダが欲しかったのですが予算の関係上ダイハツに決めました。
オートマですがこれがなかなか力もちで気に入っています。
ホイルは平成13年のスズキワゴンRの純正品を付けてみました。
ディスクキャリパーを削ることになりましたが何とか付きました。


地域によってはこういうお買い得車の設定もあります。
パワステ、間欠ワイパーがあればまずまず。

もうひとつのダイハツ軽トラック ミゼットU
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 かわりだね軽トラックとしてご存知ミゼット2が、9月にマイナーチェンジして新規格になりました。
 ミゼット2は、通常の軽自動車より一回り小さく、MT車は1人乗り、AT車が2人乗りという変則スタイルです。タイヤは10インチ。4WDはありません。
 今回はマイナーチェンジということで、バンパーが延長され、ボンネットにあったスペアタイヤが荷台に移されました。元々荷台が狭く、実用車というよりマスコット的な軽トラックですが、スペアタイヤによって荷台がさらに狭くなってしまいました。他にもいろいろ変更されています。残念ながらミゼットIIは生産中止となりました。

ハイゼットなど、ダイハツ車の歴史についてはこちら
日野(YOU)さんの「アトレークラブ2号店」

タコメーターをつけよう


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