マツダスクラムも兄弟車、同じものです(写真はスクラム)

Webカタログへ

2002年5月16日 フルモデルチェンジに近いほど変わりました。

2001年9月マイナーチェンジ

2000年5月マイナーチェンジ

1999年11月マイナーチェンジ

「キャリー」でも「キャリィ」でもなく「キャリイ」だそうです

ここが○と×
コストパフォーマンスが良い:KUスペシャルの割安感は特筆もの。
オプションパーツが豊富。いじるならイチバン!
× ABSが付かない。デフロックの選択肢が農繁セレクションしかない。全体的につくりが安っぽい。(マイナーチェンジでかなり改良されてはきているようです)

 99年1月に登場し、同年11月、00年5月、01年9月の計3回のマイナーチェンジをしました。さらにそれぞれの間にもバンパーのカラード化やグレード変更などの小マイナーチェンジがありました。

今回の変更点(4型)
○K6Aオールアルミエンジンに変更。ギア比も少しハイギヤードに。
○インパネ全面変更。
○防錆対策向上。荷台ステップ追加。
○最小回転半径が4.1mから3.8mに。
○ABS廃止。
○「農繁」の実質大幅値下げ。

’00年5月の変更点(3型)
○運転席・助手席エアバッグ+ABS+シートベルトプリテンショナーをセットでメーカーオプション設定。(農繁キャリイは、運転席・助手席エアバッグ+シートベルトプリテンショナーをセットでメーカーオプション設定)
○ターボの廃止

’99年11月の変更点(2型)
○荷台前面パネル及び鳥居の変更で、実質荷台長が1870mmから1920mmとなり、ライバルであるホンダ、三菱より一回り大きな荷台となった。
○KC,ターボ、農繁のシートがファブリック製となり、立体的になり、サポート性が向上し、同時にペダルに対して正対できるポジションとなった。
○バンパーのデザイン小変更。
○KA以外のドアトリムがプラスチック成形タイプとなった、
○グレードの見直し。KC(デラックス相当)復活。
○ターボ以外にもATの追加
○青色の追加。

 
 キャリイの特徴は軽量設計です。アクティが850キロあるのに対し、キャリイは760キロと、100キロ近く違います。ただし、衝突安全性に関しては、他のスズキ軽自動車が64kmオフセット衝突対応(TECT)をうたっているのに対して、キャリイ・エブリイは対象外。やはり1ランク落ちるのでしょうか?
 初期型は助手席SRSもABSもなかったのですが、マイナーチェンジで「農繁」以外オプション設定となりました。ただし、ホンダや三菱のように選べるのではなく、シートベルトプリテンショナーも含めてセットで付くことになります。

 エンジンはミニキャブと同じ椅子の下。駆動方式はパートタイム4WD、MT車には副変速機が付くのもミニキャブと一緒です。
 クルマ全体を見ると、マイルドなデザインで万人向け。内装のデザインも悪くはないのですが、ハザードランプのスイッチがハンドルの奥にある、オーディオの位置が使いにくいなど、ちょっと古い部分があるようです。(マイナーチェンジで改良されました)
 セミキャブにしては最小回転半径が4.1m(マイナーチェンジで3.8mになりましと小さく、小回りがききます。しかし、その分タイヤハウスのでっぱりは大き目と言えるでしょう。初期型ではペダルのオフセット感がありましたが、立体的なシートになると、オフセット感は薄れてきました。多くの車種でファブリックシートになりました。ファブリックは破れにくく、長持ちさせるためだと思います。実際、以前のキャリイのシートはよく破れるものでした。アクティやミニキャブほどではないにしろ、シートバックが少し立ったようです。
 
 グレード展開はドアの内張りが平ボードの廉価版の「KU」、「パワステ付きKU」、エアコンとパワステが両方付き、ファブリック立体シート、間欠ワイパー、成型内張りなどの付いたデラックス相当の「KUスペシャル」、デフロックなどが付いた農業用「KU農繁セレクション」となっています。なお、ATは農繁以外に3速ATが設定されています。

 全車AMラジオ、トリップメーター、カラードバンパーは標準装備です。ちなみに、廉価版にも安全セットは付き、その場合は助手席サンバイザーが装着されます。 
 価格も安く、KUスペシャルの4WD MTに安全セットを付けても857千円です。


 県によっては、特別仕様車を売っていたり、特別仕様車だけだったりします。

 山形県 「桃太郎」=KU+テールゲートチェーン+フロアマットラバー+助手席昇降グリップ+ドアバイザー+シガライター+バックウィンドーバー+ゲートアッパープレート装備で3万円高。エアコン、安全セット付き車もあり。普通のKU、KUスペシャルも買えます。

 大阪府 「大阪太郎」=KU 「エアコン太郎」=エアコン付きKU 「エアコン・パワステ太郎」=KUスペシャル 「大阪得太郎」=バンGA/PA。名前が違うだけのようです。トラックは普通の本カタログはもらえないそうです。


 高知県「高知次郎III」=KUスペシャル+「フロアマット」「ドアバイザー」「ゲートアッパープレート」「リヤゲートチェーン」。限定車だそうです。


 試乗ははるか昔に初期型エブリイバンsiターボ、パートタイム4WD、MT車に乗りました(現在は廃盤)。普通に走る範囲では特にこれといった印象は残らない感じでした。(試乗コースが市街地なので)4WDにした時の振動も少なめで好感が持てます。

 (以下’00年9月 追加)
 スクラムKC、安全セットに本格的に試乗してきました。以前試乗したバンより車体が軽いためか、舗装路の継ぎ目などで揺れが目立ちます。ダンパーのマッチングが悪く、ショックが一発で収まらないようです。ただし、フルキャブの旧型よりは快適だと思いました。
 今回はまだ慣らしの途中なので、タイヤが鳴くまで走りませんでしたが、コーナーリング特性はやはりセミキャブ、トラック然とした旧型より進歩しているのがはっきりわかります。
 スズキ車らしく、なんとなくニュートラル付近が曖昧なような気がします。4WDにシフトすると、グッと引き締められる感じです。
 ギア比が低速寄りなので、時速60キロ以上でエンジン音が気になります。これはキャリィの課題だと思います。もう少しハイギヤードになれば燃費も高速巡航もよくなると思うのですが。
 そのかわり5速の守備範囲が広く、平地なら一旦巡航モードに入ると、信号にあたらない限りオートマチック感覚です。

 荷台拡大された後期型は、シート自体は良くできていて、ちょっとサイドのサポートもあっていいのですが、腰の角度がちょっと立っているように感じました。アクティより、少しだけ足を前に投げ出す乗車姿勢なので、余計そう感じるのでしょう。内装は旧規格と似た感じです。
 安全セット装着車のエアバッグ付きハンドルは、材質も良く、親指のところに突起があって非常にいい感触でした。


アクティとスクラム(慎ちゃんの「爆笑一番星」号)

安全セット装着車の室内。オーディオの位置が低くて、操作パネルが下を向いているのが気になる。もう少し上を向いてくれると操作しやすいのだが・・。

回転半径が小さい分、ホイールハウスは大きめ。なんとなくペダル類が深いところにあるように感じる。

ボンネットの中身。

標準ホイールは4B‐12オフセット45 PCD100 アクティと比べるとホイールクリアランスが大きいので、純正サイズタイヤならオフセット40くらいでもいいようだ。
右の写真は、ホイール:5J‐14オフセット45 タイヤ:155/55R14の組み合わせ。165も可能に見える。
VIOLENCE管理人さんの、ワタナベのホイール装着例

キャリイに14インチ履きました(スクーピーさんの投稿)





今まで使っていた13吋をスタッドレス用にしてしまったので、オークションで14
吋ホイールをタイヤ付(ダメタイヤですが(^^ゞ・・・)でGETしました。
付いてきたタイヤが155/55R14だったので取り付けてみたらフェンダーに余裕があっ
たので、魚秀@VIOLENCE管理人 さんのレポートを見てこれならイケると思い
165/55R14を取り付けました。

ホイール:ワゴンR RRの純正14吋(4.5J×14 OFF45)
タイヤ:ハンコック K102(韓国製です。安さにつられて買いました)

キャリイATユーザー あまのじゃくさんのコメント

私はこの春 軽トラを購入しましたが、車種選定に当たり最初に悩んだのが フルキャブにするか、セミキャブにするか、と言うことでした。
まず フルキャブ組ですが ダイハツハイゼット スバルサンバー共に旧型のビックマイナーチェンジでお茶を濁してるようにしかみえません。
メーカーでは見えないところまで強化して安全基準をクリアーし さもフルモデルチェンジのようなことを言っていますが、自分としては納得できません。フルキャブのままでもいいから せめてキャビンのプレスを変えてほしかった。
とくにスバルは 凝ったメカニズムを持っているにもかかわらず デザイン的には旧型のフロント部分をただ10p付け足しただけにしか見えません。
その点 ダイハツはドアのプレスを変えたり、メッキグリルを付けたりしてけっこうガッチリしたいいスタイルだと思います。 荷台の長さも1番長いしトラック本来のあるべき姿だと思います。しかし デュアルエアバッグが付かないのでパスしました。

次にセミキャブ組ですが 自分が1番心配したのは フロントのタイヤが前に移動したことにより タイヤハウスがじゃまになって乗り降りしづらいのでは?また ペダルの配置に無理があって運転しづらいのでは?と言う点でした。これらは 約20年以上も前に自分が乗ったことのある旧型のトヨタダイナやトヨエース それにダットサンキャブスター・マツダクラフトなどのセミキャブタイプの小型トラックでいやと言うほど経験済みだからです。
しかし 新型のセミキャブ3車を見ると いずれもタイヤハウスの張り出しは最小限に抑えられており、その心配は薄れました。

よってセミキャブ型から選ぶことにしましたが、三菱ミニキャブのデザインはとても好きになれませんので、最初からパス。
残るは ホンダアクティとスズキキャリイですが、ホンダアクティは安全性では軽キャブ中ピカ1との評判ですが、4駆のATが選べないのでやむなくパス。最後に残ったのはスズキキャリイです、これはデザイン・メカニズム共に平凡ですが 無難な線でよくまとまっていると思います。
4駆のATに デュアルエアバッグ、ABSと 条件は全部そろったので最終的に これに決めました。

ところで今回AT車を選んだのは、妻の強い要望であります。
自分としてはやはり 軽トラの、しかも4WDはマニュアルで乗るべきだと思います。
したがって 悪路の走破性や フル積載時の動力性に大いなる不安が残ります。
空車時の快適性を優先させてしまったため そこの所は我慢せざるを得ません。
まだ走りはじめて1000qぐらいなので はっきりとコメントできませんが
そのうちにある程度走り込んでから徐々に報告させてください。

<あだっちゃん@管理人から>
オフ会の時に、ほんの少しですが運転させていただきました。
少し引っ張るとシフトショックが気になりますが、全体には「意外といいぞ」と思いました。
あとからの報告では、この時の一般道遠乗り燃費は15km/Lだったそうです。この点でも意外といいと思います。ただ4速ATは欲しいですね。

ヤントラさんのキャリイ(ガンメタツートンに全塗装


DA62T 4型のKUスペシャル4WD・3ATユーザー
MZNSさんの声(リンク)

爆笑一番星号タコメーター付けました

(投稿)さいとーさんのキャリイ

スズキ今昔物語
(スズキ中古車のページから。今までのキャリイも載っています。脱帽です)
スズキデジタルミュージアム



このページの文章画像等を無断で転載、引用はご遠慮願います。
また、他所へ無断リンク又は貼り付け行為を一切お断りします。
Copyright(C) H.Adachi All Rights Reserved.

更新2001.11.6